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『12.9 1980』

劇団Q 12月2日〜4日

その前日ジョン・レノンは射殺された

ジョン・レノンが射殺された翌日に、その現場であるダコタハウスの前に集まって来た人々・・・ 今やエグゼクティヴであるフェミニストの法律事務所秘書に、広告マンのウッドストックジェネレーション、 ミドルクラスの高校生3人組、貧しい黒人の少年に、裕福なユダヤ人の老人、 そして失業中のヴェトナム帰還兵たちのそれぞれの対話がときにコミカルに、ときにシリアスに、ときにシニカルに、愛を平和を世界を炙り出す。 ジョン・レノンの存在とその死の意味を、そして当時のアメリカを問うたこの作品は、9.11という事件の後で、 彼の「イマジン」を放送することを自粛する放送局があったこと、それをしない局にはリクエストが殺到したという、 ジョンの今日まで続く影響力が明らかになったのと同様に、アメリカの現在を、 さらに合衆国の行方がそのままその行く先になっているかのような、わが国ニッポンの現在をも、質していく作品になってしまいました。 All the people をimagineするなんてやはり無理なのか、そんな質問を胸に、ジョンの死から四半世紀を経ての上演であります。

見どころ

翻訳、演出は山本健翔、演劇集団円公演、岸田今日子、渡辺謙主演、岸田理生作「永遠 彼女と彼」演出、橋爪功、朴◆美(◆:王偏に路)主演、泉鏡花原作「風流線」台本、演出をはじめ、 自ら主宰するショウデザイン舎を拠点に実験的な作品を発表してきましたが、同時にロバート・ハーリング作「スティール・マグノリアス」翻訳、演出、 マイケル・ウェラー作「ルース・エンズ」翻訳、主演、さらには「お月さまへようこそ」のジョン・パトリック・シャンリーを日本に紹介するなど、現代アメリカの戯曲を上演してきました。 この「12.9 1980 その前日ジョン・レノンは射殺された」は、そのきっかけとなった1988年のニューヨークのテリー・シュライバー・スタジオでの研修以来、 あたためていたものを、ベテランからワークショップオーディションで選抜された若き俳優たちと共に、作り上げます。

スタッフ

ジェィムス・マクルーア
翻訳・演出 山本健翔
美術 金井ひろみ
照明 武石正宣
音響 唐沢義男
舞台監督 岩崎高広
演出助手 水野大助
制作 水野恭子

 

キャスト

ささいけい子
松岡文雄
大貫杏里
松下達也
水野大助
前田暁彦
西村謙一
淺井孝行
嶋崎徹
途中慎吾

公演日程

2005年12月2日〜4日
  2(金) 3(土) 4(日)
14:00 
19:00

※開場時間は30分前

チケット

当日:3,500円
(全席自由)

[チケット取扱]
電子チケットぴあ
0570-02-9988

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