シアターΧトップ2007年公演情報>サラ・ケインの『フェイドラの恋』

サラ・ケインの『フェイドラの恋』

5月21日〜29日

華麗、悠久の牢宮は裏返って、嬉し廃墟と

チラシ画像 王妃が王子である義理の息子に恋をするというフェイドラ神話、サラ・ケイン25歳のアクチュアリティ。
いとおしき鬱よ
美しさとともに滅びゆけ!
わたしのなかの 清らかな ヒッポリトス・・・
フェイドラ・・・
ストローフィ・・・
テセウス・・・

サラ・ケインについて/フェイドラの恋について

サラ・ケイン(1971年生まれ)は、デビュー作『Blasted』で男性的感受性の崩壊、神の存在、死後の生および暴力の意味――などを描き、1995年ロンドンのロイヤル・コートで上演。英国演劇界からは一斉に酷評され、仏・独では直ぐさま重要な新人作家として評価された。
この『フェイドラの恋』は、その第一作を受け継ぎ発展させたもので、サラ・ケインは言う。「この作品は狂気のなせるものではなく、しっかりと現実を描写したもの。こうした描写を用いるのは、いかなる暴力にあっても愛と希望を持つことができるということを伝えるため。問題としているのは暴力ではないの。問題としているのはいつだって、どれだけ人間を愛せるかよ。
でも今後は、暴力をメタファーとはするけれども、より詩的な方向に私は激しく心が動いているの。それでね、二週間前に新たな作品に取りかかったの。今度のは、もはや人間さえ出てこない、言葉と映像だけ、その映像も言葉も映すだけ、ト書きもなし」
彼女が予告していた、その詩のような新作『4・48サイコシス』を遺し、1999年 サラ・ケインは28歳で自死。

スタッフ

原作 サラ・ケイン
翻訳 芦沢みどり
演出 高瀬一樹
美術 伊藤雅子
衣裳 前田文子
照明 小笠原純
舞台監督 清水義幸
演出助手 森新太郎

キャスト

立川三貴
立石凉子
朴ロ美(ロは王偏に路)
金内喜久夫

宮崎敏行 宮内洋
村上隆文 大野耕治
富永研司 蒲ゆかり
秋定史枝 織田あいか

公演日程

2007年5月21日〜29日
  21(月) 22(火) 23(水) 24(木) 25(金) 26(土) 27(日) 28(月) 29(火)
14:00    
19:00     

※開場時間は30分前

チケット(4月1日発売開始)

一般:5,000円
(全席指定)

[チケット取扱]
・電子チケットぴあ
0570-02-9988
0570-02-9966(Pコード:376-174)
・ローソンチケット
0570-000-407
0570-084-003(Lコード:L37729)
シアターΧ

問い合わせ

このページのトップへ