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多和田葉子+高瀬アキ『飛魂[II]』

11月14日

晩秋のカバレットシリーズ第7回

ベルリンから気まぐれて
虎を求める心は、遠い昔からあったようだ。 数百年前には、森林の奥深く住むと言われる亀鏡という名前の虎使いの女を訪ねて家を捨て、みちの世界に入り込んで行った若い女たちの数多くいたことが、寺院の記録などに記されている。 梨水、指姫、煙花、紅石。不思議な名前の女たち。音楽の中に、外に、文字があらわれ、こわれ、再生し、終わりのない変貌を遂げ続ける。

多和田葉子(自作朗読)

作家。1982年からベルリン在住。ドイツ語と日本語で書く。 ドイツ語圏だけでなくヨーロッパ、アメリカ各地で、自作朗読を頼まれて断ったことはほとんどなく、これまでの朗読回数は600回を越える。 演劇ではシアターΧで『TILL』(1998年)『サンチョ・パンサ』(2000年)などを上演。 芥川賞、ドゥマゴ賞、谷崎潤一郎賞のほか、シャミッソー文学賞やゲーテ・メダルを受賞。 シアターΧのこのシリーズでは2001年から毎年「チェーホフ」「ブレヒト」等をモチーフに続けている。

高瀬アキ(ピアノ)

ピアニスト、作曲家。 1987年ベルリン移住。 ドイツ批評家レコード賞を7回、ベルリン新聞文化批評家賞、SWRラジオ局最優秀音楽家賞、主要プロジェクトとして、グループ“プレイズ・ファッツ・ウォーラー”、“アキ・アンド・ザ・グッド・ボーイズ”、デュオではアレクサンダー・フォン・シュリペンバッハ、ルデイ・マハール、ジルケ・エバーハード、ルイ・スクラヴィス。 最近では舞踊家 川口ゆいとのデユオ“Die Stadt im Klavier”、又 岡登志子の率いるダンスカンパニー“アンサンブル、ゾネ”の音楽を担当。

公演日程

2008年11月14日(金)19:00
※開場は開演の30分前

チケット

前売:3,500円
当日:4,000円
学生:2,500円
(全席自由)

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