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『小栗判官・照手姫』上演プロジェクト

遠藤啄郎による2年がかりの上演プロジェクト 参加者募集!

2007年8月 毎週1回のワークショップ開始。
2008年9月 第8回シアターX国際舞台芸術祭にて発表会。
以後 ワークショップを続け、2009年の本公演へ。
※ワークショップ参加者より出演者を選出

小栗判官と照手姫の物語
鎌倉時代末期に生まれた語り物、説教節の中で最も雄大なスケールを持つ『をぐり』。 京都二条の大納言の一人息子小栗は文武両道にすぐれた美丈夫であったが、大蛇の化身の姫(実はみぞろが池の守護神)と契った罪により関東に追放される。 そして相模の国の郡代横山の一人娘照手姫と恋に落ち、横山一族の許しも得ずに結婚、照手姫の父親の怒りを買い、十人の家来ともども毒殺されてしまう。 一方、照手も同罪とされ相模川に沈められようとするところを家臣のなさけで一命はとりとめ、人買いの手に渡り遊女屋に売られるが、客をとることをこばみ続け、苦役に耐える。 地獄に落ちた小栗はともに命を落した家来のたっての願いにより、閻魔のはからいで胸に「一引き引いたは千僧供養、二引き引いたは万僧供養」の木札を下げ、墓の下から恐ろしい餓鬼の姿となって這い出す。 人々は餓鬼をいざり車に乗せ、死と再生の聖地、熊野に向かい引いてゆく。照手もわが夫とは知らずに、死んだ小栗や家来の供養のためと、いざり車を熊野に向け引いてゆく……
遠藤啄郎 演出 仮面劇『小栗判官 照手姫』とは
遠藤氏は中世の語り芸 説経節をほぼ原文通りに用いながらも、独自な解釈と実験性に富んだ演出により、時代・地域・文化への帰属を越えた同時代演劇として、見事に劇化することに成功しました。  鍛えられた役者の「物語る」技術とアンサンブル表現を主軸に、独自の創作仮面やオリジナルの楽器、優れた空間構成と象徴的な舞台美術が相まって、ダイナミックな曼陀羅絵巻が展開されます。 1982年、横浜の運河に浮かぶ木造の船劇場において、横浜ボートシアターが上演した仮面劇『小栗判官・照手姫』は国内各地での上演はもとより、エジンバラ、ニューヨーク、香港、シンガポール、キシニョフ、シビウ、ブカレストなど海外の演劇祭や劇場での招待公演を行い、常に高い評価を受けてきました。 この度シアターX国際舞台芸術祭プロデュース作品として、二年間をかけ、新『小栗判官・照手姫』の実現のため広く参加者を募ります。
遠藤 啄郎
東京芸大油絵科卒。演劇、人形劇、舞踊、音楽劇などの脚本・演出家。舞台用創作仮面のデザイン、製作。 現代の「語り」芝居をライフワークとしている。 代表作には仮面劇「小栗判官・照手姫」、仮面劇マハーバーラタ「若きアビマニュの死」など。 紀伊国屋演劇賞、日本文化デザイン賞、横浜文化賞、他。劇団横浜ボートシアター代表。
ワークショップ概要
第1期 2007年8月5日(日) 開始
毎週日曜18:00〜21:00 コミューンXにて
カリキュラム
・語り(声・言葉)について
・身体について
・仮面について
・音楽について
・レクチャー『小栗判官照手姫』 ほか
講師
遠藤啄郎ほか、各分野の専門家による
参加費
毎月10,000円
応募資格
高等学校卒業以上 年齢 性別 舞台経験不問
申込
プロフィール(履歴・芸歴書) 全身の写真
作文「いま私が問題にしていること」を提出。
申込締切日
7月12日(木) シアターX必着
オーディション
7月22日(日) 18:00〜
定員
15名程度
※第2期 9月2日(日)開始、第3期 10月7日(日)開始 からの参加も可能です。お問い合わせください。
お申し込み・お問い合わせ
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