NY発！新感覚実験的プレイ・リーディング

「クロッシング・ダイアローグ・プロジェクト」は、ニューヨークの非営利劇団・クロッシング・ジャマイカ・アベニューが、米国×日本のアーティストによる国際共同企画。 演劇紹介にとどまらず、観客と共にディスカッションを行い、アメリカの劇作家が描く“いまの社会”への鋭い視点を、日本の視点から捉え直し、共に作品を育てていくプロセス重視の実験的プログラム。劇作家本人もアメリカからオンライン参加します。

　

副大統領夫人（セカンドレディ）が各国で語る、虚構の独占インタビュー。
その旅路には、真実と欺瞞が静かに潜んでいる。

式典の賛歌を背に、セカンドレディは外交と白いブラウスを“仮面”としてまとい続ける。 しかしその奥底では、抑え込むことのできない真実が揺らいでいる。 力強く、そしてどこか螺旋的な独白の中で、彼女は用意された共感の言葉と自己正当化の間を行き来しながら、移民、戦争、依存症、アイデンティティ、セクハラといったテーマへ踏み込んでいく。

やがて、その言葉には綻びが見え始める。
──彼女は操られているのか。
もしそうなら、その振付師は誰なのか。