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『ブレヒト的ブレヒト演劇祭2年目』

今日、「特別のブレヒト」を射えるための距離の天測に。魯迅と花田清輝とも再び。

昨年度の「2年がかりのブレヒト的ブレヒト演劇祭1年目」は、ブレヒトや魯迅、花田清輝が提起してきた課題を、私たち自らが、今日の問題意識で捉え形象化することの試みだった。 そして、それは、自らが解決すべく課題の発見へと通じたのだろうか? そして、それを互いに確かめあう討議は?・・・ほとんど皆無。そのことに唖然。

2年目の、ブレヒト的ブレヒト演劇祭。ことしこそ、批評と創造をとおしての課題を形成したい。だから、そのための大いなる討議の場を、さまざまに実現することを考え出そう。
―討議を経て、発見を。

ラインナップ

劇団インベーダーじじい
2004年7月7日・8日
近代のある島のお話。善人に選ばれたヒメユリという少女は、大金を手に入れたところから人生の歯車が狂い始める。ブレヒト作「セツアンの善人」より。
2004年9月4日〜9日
台頭する暴力に抗して、たおやめぶりを武器に、一貫して非暴力をつらぬいたアンチ・ヒーロー歌人紀貫之ら一行のディスカッションな旅日記
花田清輝入門編
 
井田邦明
2004年9月28日〜10月3日
原題「DER AUFHALTSAME AUFSTIEG DES ARTURO UI」
トランク・シアター
2004年11月2日〜4日
ブレヒト/ワイルの作品「ハッピーエンド」の中の楽曲をちりばめながら、現代社会の構造をパロディーにして、トランク・シアター流にえぐり出す。
 
劇団Q
2004年11月6日〜8日
ブレヒトがガリレイを通じて提起した問いを、その弟子アンドレアの視点で読み直し、さらにその問いを現代に向かって発する。
2005年2月14日
1968年、ベルリナー・アンサンブルで観世榮夫とマンフレート・カルゲが制作していたギリシア悲劇は、ソ連軍のプラハ侵攻の煽りを受けて中止に追い込まれた。それから30年以上の時を経た今、二人は新たな演劇創造の夢を実現する。
 
2005年3月1日・2日
熊源偉(中国・深セン大学教授)による、魯迅原作「故事新編」を基にしたワークショップ・パフォーマンス。
Port B
2005年3月16日・17日
ローマを救った英雄であり、実の妹を殺した殺人者でもあるホラティ人。民衆の厳格な思考と言語によって判定され、賞賛されると同時に処刑される。原作ハイナー・ミュラーの切実な問いを形象化。
 
2005年4月1日〜7日
人生はあたしに、地を這うことを教えてくれたのさ
イスラエルの演出家ルティ・カネルによる 原題「MUTTER COURAGE UND IHRE KINDER」
主演:吉田日出子
シンポジウム1
2004年11月8日
作風や構想が相異する二人の劇作家を突き合わせることで、より新しいブレヒト像やベケット像を目指す。
 
シンポジウム2
2005年2月7日
世界的な名声を博すドイツの劇作家は、ブレヒトやハイナー・ミュラーだけではない。トーマス・ベルンハルト、フォルカー・ブラウン、ボート・シュトラウス、エルフリーデ・イェリネクといった新たな巨匠たちも世界中の舞台に刺激的な作品を送り続けている。
シンポジウム3
2005年2月19日
魯迅と中国演劇、そして日本演劇との関わりについて上演ビデオを交え紹介。
※都合によりテーマが変更となりました。ご了承ください。