シンポジウム『チェーホフの「鍵」とは?』

2009年127日(月)

第9回 シアターΧ 国際舞台芸術祭2010 プレ・シンポジウム

 雑誌に短編の売文を書いている小説家としか思われていなかった医師アントン・チェーホフ氏は、1890年30歳の年に8ヵ月間余にわたりシベリア流刑地への旅を 断固敢行した以後、今日なお世界中で"チェーホフ四大戯曲"と称されるほどの大「問題」作群を残し、44歳で病死。
 そんなチェーホフの作品を単に集める“フェスティバル”ではなく、チェーホフが追求したものをいま追求するため、チェーホフをどう考え、チェーホフのどこを開き、チェーホフをどんなふうにいじくるか・・様々なジャンルの芸術家・研究者・・・が集まって話し合う。
プラス
今世紀、チェーホフは何を担う?
人間の心を導く チェーホフの鍵とは……?
鍵穴の向こうを覗いて  歌え! 踊れ! 笑え!

今回は『かもめ』の扉に注目して話し合います。

チェーホフの創造が20世紀、21世紀の文学、芸術に影響を及ぼしたことは疑いのないことです。アントン・チェーホフは人間の感情や気分といった我々に分かりやすい言葉で現代人の魂の謎を解き、現代世界の倫理、道徳、モラルといった気になるテーマに触れました。
今回のシンポジウムは2010年6月に東京で開催予定の国際舞台芸術祭“チェーホフの鍵”の準備作業段階の一つとなります。
(レオニード・アニシモフ/ロシア功労芸術家、東京ノーヴイ・レパートリーシアター芸術監督)

参加予定者

折田克子(舞踊家) ケイタケイ(舞踊家) 矢野通子(舞踊家) 八木昭子(NPO法人東京ノーヴイ・レパートリーシアター芸術部長) 若松美黄(舞踊家) レオニード・アニシモフ(演出家) 安達紀子(早稲田大学講師・ロシア演劇翻訳家) 田口ランディ(作家) 岡崎弘司(NPO法人 東京ノーヴイ・レパートリーシアター理事長) セルゲイ・ヤーチン (極東国立技術大学文化人類学部部長) 中本信幸(神奈川大学教授・演劇評論家) 牧原純(チェーホフ研究家・演劇評論家) アンドレイ・フェシュン(在日ロシア連邦大使館 文化担当官) 上田美佐子(シアターΧ芸術監督/劇場プロデューサー) 大久保喬(シアターΧ総括)ら。
司会:山本健翔(演出家)

日程

2009年12月7日(月)18:30

参加費

無料

問い合わせ

シアターΧ

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