グループ虎+現代制作舎

『新宿のありふれた夜』『笑う警官』『荒木町ラプソディ』

2012年116日(火)〜16日(金)

 

愛しのセンチメンタル・シティ 佐々木譲

もっぱら都会の陰のエリアを舞台に書いてきた。 つまり華やかで消費と蕩尽が礼讃される表通りではなくて、裏通りを。 場末を。例えば新宿歌舞伎町のはずれ、四谷荒木町、札幌狸小路・・・・・・。 時代においてけぼりをくらったようなひとびとが、ひっそりと、それでも誠実に生きている街。 孤独と断念とを抱えたひとびとが、静かに寄り添って呼吸している場所。 タフで健康な男女ではなく、繊細で傷つきやすいひとびとが、伏目がちにたたずんでいる空間。 犯罪が起こり、法治の制度が動き出すときにも、都会のそんな場所では、表通りとは少しだけちがった物語が生み出される。 正義や論理ではなくて、情けやいたわりや共感こそがキーワードとなる、濡れた感傷の物語。 わたしのそれらの作品群の中から三本、高橋征男がお芝居にしてくれた。 すでにどれも初演時(あるいは再演時にも)大好評を博した作品ばかり。 観客として、改めて新鮮な気持ちで楽しみたい。

『荒木町ラプソディ』

かつて花街として栄えた、四谷荒木町
元芸妓・小鈴の殺人事件の再捜査をめぐり、無冠の元刑事と反骨の敏腕刑事が昭和の地層を掘り起こす

スタッフ
佐々木譲
脚本・構成・演出 高橋征男
美術 小池れい
照明 沖野隆一
音響 小原木克郎
振付 世理
衣装 広野洋子
ヘアメイク 益実
チラシデザイン 高橋美那子
舞台監督 島洋三郎
コーディネーター 高見沢公子 豊田紀雄
制作 グループ虎+現代制作舎
キャスト

寿大聡 吉澤謙 風間舞子
白井真木 世理 小金井宣夫
根本和史 鶴忠博梶雅人 古川がん
大槻修治 川久保秀一 森岡弘一郎
小河原真稲 林真之介 仙波祐介
藤村一成 田村将志 斉藤陸
佐藤秀一 杉本茜 真一涼
桑原なお 小幡美佳 林美月
林千津子 久保木彩

『新宿のありふれた夜』

1980年代の新宿歌舞町暴力団組長の銃殺事件をめぐり機動隊、暴力団が歌舞伎町の夜を占拠するその片隅にあるちっぽけな店”カシューカシュー”に、可憐なベトナム人少女・リンが逃げ込んだ

スタッフ
佐々木譲
脚本 高橋征男 今井とおる 三芳和幸
構成・演出 高橋征男
美術 小池れい
照明 沖野隆一
音響 小原木克郎
振付 世理
衣装 広野洋子
ヘアメイク 益実
チラシデザイン 高橋美那子
舞台監督 島洋三郎
コーディネーター 高見沢公子 豊田紀雄
制作 グループ虎+現代制作舎
キャスト

草薙仁 絵理子 樋口泰子
香川耕二 三月達也 古谷大和
福森加織 中野若葉 石井ひとみ
川久保秀一 森岡弘一郎 鶴忠博
根本和史 林真之介 小金井宣夫
仙波祐介 藤村一成 田村将志
斉藤陸 佐藤秀一 真一涼
杉本茜 桑原なお 小幡美佳
林美月 林千津子 久保木彩

『笑う警官』

SM、臓器売買、警察の不正計理、PTSD、ナレルコプシー、麻薬…大都会に乱舞する悪の華 厳冬の街、札幌 ジャズバー“ブラック・バード”にはぐれた刑事が集まった

スタッフ
佐々木譲
脚本・構成・演出 高橋征男
美術 小池れい
照明 沖野隆一
音響 小原木克郎
振付 世理
衣装 広野洋子
ヘアメイク 益実
チラシデザイン 高橋美那子
舞台監督 島洋三郎
コーディネーター 高見沢公子 豊田紀雄
制作 グループ虎+現代制作舎
キャスト

近童弐吉 夕貴まお 長通克佳
藤田三三三 天乃舞衣子 上田ゆう子
斧原ゆう子 大槻修治 石井ひとみ
古川がん 香川耕二 川久保秀一
森岡弘一郎 仙波祐介 藤村一成
田村将志 斉藤陸 杉本茜
真一涼 桑原なお 小幡美佳
林美月 林千津子 久保木彩

公演日程

2012年11月6日(火)〜16日(金)

  6(火) 7(水) 8(木) 9(金) 10(土) 11(日) 12(月) 13(火) 14(水) 15(木) 16(金)
14:00   
17:00         
19:00   

※警:笑う警官/新:新宿のありふれた夜/荒:荒木町ラプソディ

チケット

前売自由席:4,500円/指定席4,800円
当日自由席:5,000円/指定席:5,300円
2本券自由席:7,500円/指定席8,100円
3本券自由席:10,000円/指定席10,900円
※2本ご覧になると、割引の特典があります。3本ご覧になると更にお得です。

[チケット取扱]
現代制作舎

問い合わせ

現代制作舎
TEL:03-3482-3383
FAX:03-3482-3387
Eメール:m08050499789@ezweb.ne.jp

協力

角川書店 角川春樹事務所 文藝春秋

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