朗読&モンゴル民族楽器の演奏でお贈りする馬頭琴（モリンホール）誕生物語

モンゴルに伝わる民話「スーホの白い馬」。
伝統楽器である馬頭琴（モリンホール）の由来が語られる物語は、小学校の教科書にも載り日本でも広く知られています。 ここに描かれる人々の生活や人生哲学は太古から続くモンゴルの情景と深く結びつき、日本では色褪せてしまった自然と人間との関係が息衝いています。 この民話を島守辰明氏が読物として練り上げ、小説『少年(スーホ)と白い馬(オルホン)』（未知谷刊）として発表しました。 モンゴルの大地に語り繋がれてきたこの物語を今回は佐々木愛の朗読でお贈りします。 『越後つついし親不知』『あの人は帰ってこなかった』、「石牟礼道子の世界」シリーズ（藤原書店）など、 語り部としても稀有な存在感を示してきた佐々木愛が今回はモンゴル民話への挑戦です。 さらに期待を膨らませるのが、本場モンゴルから<バトオチルとモンゴル国立民族歌舞団アンサンブル>を招いてのコラボレーション。 一人一人が名手である彼らの紡ぎ出す世界も魅力です。
大地、風、馬と人間、そして歴史的時間……。朗読と演奏が重なり合い、物語を紡ぎます。