演劇集団ごめ企画

『柾谷伸夫一人芝居「海村」』

2024年89日(金)〜11日(日)

老漁師 吉田正吉が語る鮫村異聞


風よ おまへは 確に人間だけを吹いてゐる時がある 村 次郎詩集『風の歌』

「墓獅子」でこの世に呼び戻された海士(かじぎ)。
飄々と、ときに哀切な南部弁の語りと迫真のうごき。
村 次郎の詩精神と漁民の悲喜がみごとに甦る
「伝説の一人芝居」。
東京初公演!


 

旧盆、鮫神楽の「墓獅子」の音曲に誘われて数十年前に亡くなった漁師 吉田正吉がこの世に戻ってきた。 彼は素潜りでウニ・アワビ漁を専門にするかじぎ(海士)だった。 彼が語る明治・大正・昭和の漁村=鮫村。 沿岸漁業が盛んで活気に満ちていた漁村=鮫村。 商業港、工業港と近代化のなかで大きく変わった八戸湾。 それにともなって変わらざるを得なかった漁村=鮫村。 廃れてしまった漁村=鮫村。 そう、鮫は単なる海沿いにあるだけの村=海(かい)村(そん)に変わらざるを得なかった---。


村 次郎(Mura Jiro)

詩人。1916年青森県八戸市鮫町の旅館石田家に生まれ、慶応大学文学部仏文科時代に芥川比呂志・鈴木亨・白井浩司・小山正孝・中村真一郎等と『山の樹』同人として活躍。復員後、八戸の文芸復興運動の中心となり、詩集『忘魚の歌』『風の歌』を発表。1952年石田家再建を決意。詩人廃業を宣言し家業に専念するも、詩作は継続。1997年11月10日死去。家業の傍ら、文学・言語(開音三母音説)・芸術・思想・民俗芸能・植物調査等を独自の発想と視点で展開。八戸出身の夏堀正元や三浦哲郎をはじめ、棟方志功・井伏鱒二・草野心平・司馬遼太郎・谷川俊太郎・池田彌三郎・三隅治雄等、文人墨客が訪れている。2011年『村 次郎全詩集』を「村 次郎の会」が刊行。

柾谷伸夫(Masaya Nobuo)

1948年八戸市鮫町生まれ。地域演劇活動や八戸聖ウルスラ学院高等学校教諭時代には高校演劇の指導に力を注ぐ。現在は八戸市公民館館長として、うみねこ演劇塾、南部昔コ語り部養成講座を開設し、指導役を務める。鮫神楽保存会会長、演劇集団ごめ企画代表も務め、八戸市の文化活動に貢献。おもな創作脚本に『海村』『我が内なるラピュータ』『弓人は翔んだ』『約定の城』『海を越えたかった男』『私説 もと子』など。2008年八戸市文化賞、2014年八戸市功労賞、2015年デーリー東北賞、2021年青森県文化賞、2022年文化庁長官賞、2023年東奥賞(東奥日報賞)などを受賞。 村 次郎詩集『海村』に衝撃を受け、漁師の語りを通して鮫の浜の変遷や漁師の誇りを謳った一人芝居として書き上げ、1981年初演。42年間県内外で演じてきた。余分なすべてをそぎ落としながら演劇として豊穣な世界は、村 次郎の「詩精神を具象化」したと高く評価されている。 


スタッフ
脚本・出演柾谷伸夫
演出 三浦哲郎
舞台美術 木村勝一
照明 袰主正規
音響操作 鳥居慎吾
宣伝美術 戸塚泰雄(nu)
制作 斎藤 朋(マルメロ)

公演日程

2024年8月9日(金)〜11日(日)

  9(金) 10(土) 11(日)
14:00 
18:00  
19:00  

※開場は開演30分前。

チケット

前売:3,500円
当日:4,000円
学生前売:1,500円
学生当日:2,000円
(全席自由)

[チケット申込]
e+(イープラス)
カルテットオンライン
マルメロ

問い合わせ

マルメロ
TEL:03-5637-7583
Eメール:marmeloyama@gmail.com