
シアターX 詩のカイ
ぱく きょんみ『わたしの問いかけ 詩の答え』
2025年8月9日(土)
あらゆる芸術の根幹にある「詩」を知り、「詩」を考える
わたしの母語は日本語であるが、両親が韓国出身ということで、育った家庭のなかに日本語ではない響きが満ちて、違和感と「ノイズ」を感じた。「ノイズ」は「ゆらぎ」でもあり、何かを問いかけるものであったから、わたしは答えを求めなくてはならなかった。そのことばの地平で、わたしは詩に惹かれ、詩を掘り起こしつづけたのは、詩がもっともわたしに答えようとしてくれたからだ。10 代から出会った詩を紹介しながら、お話してみたい。
ぱく きょんみ
詩人。1956年、東京生まれ。詩集に『すうぷ』(紫陽社、復刊はART +EATBOOKS)、『そのコ』『ねこがねこ子をくわえてやってくる』『何処何様如何草紙』(以上、書肆山田)、『ひとりで行け』(栗売社)。エッセイ集に『いつも鳥が飛んでいる』(五柳書院)、絵本に『はじまるよ』(熊谷守一・絵、福音館書店)。 朝鮮半島の民族文化についての著作に『韓国・朝鮮の美を読む』『韓国・朝鮮の心を読む』(共著、クオン)。翻訳の共著に『ミャンマー証言詩集 1988-2021 いくら新芽を摘んでも春は止まらない』(港の人)。
詩のカイ
企画:シアターX 港の人
「詩のカイ」は継続して開催し講演 対話 朗読 パフォーマンスなど 詩のIN THE BOX 的に 行ないます。