今回のテーマ：「身体的行動」のメソッドを通して『衝動』を捉える！

音楽家は音のプロ。画家は線と色彩のプロ。ダンサーは身体と動きのプロ。では 俳優 は？
俳優（Actor）とは 行動（Act）する人のこと。俳優は 「行動」をマスターし、はじめてプロといえるのではないでしょうか。スタニスラフスキーは 「行動」への第一歩として 『衝動』＝『本物の欲求』 を生み出す事を最重要としています。 この『衝動』 が生まれた時に俳優は「演技」から「生きた人間」 として行動し始める事が出来ます。今回は 『衝動』 が生まれる鍵となる 「身体的行動」 のメソッドを使い、役の人生を創造する事から始め、俳優の中に眠っている 本質的で個人的な 衝動、欲求 を呼び覚まします。 その 内的感覚 を捉え、「本物の行動」 へと道を辿っていきます。

スタニスラフスキー・システムとは ？

ロシアの俳優・演出家コンスタンチン・スタニスラフスキーが自らの経験を基に研究・開発した俳優システム。 演技をする俳優ではなく 自分自身の心が感じ、考え、行動し フィクションの中で『 本当に生きる人間 』になるために、創造のプロセスを研究した末に生まれた 俳優術。

講師: 菅沢 晃 (スガサワ コウ)

劇団 東京ノーヴイレパートリーシアター 俳優。
劇団所属のスタニスラフスキー スタジオ 講師。
東京ノーヴイレパートリーシアター設立当初から、ロシア功労芸術家でスタニスラフスキーシステム研究家であるレオニード アニシモフ氏に師事。 演出と俳優、両面の経験を通しながらシステムの研究と指導を続けている

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