※講師都合により、12月14日は延期となりました

シャガールの「屋根の上のヴァイオリン弾き」が奏でた「クレズマー」は、どんな音楽なのか？ ――歴史的・文化的側面から体系的・実践的に解説する連続講座です。

第7回 2025年10月19日（日）14：00～17：00
「イディッシュ・ソロ・ダンス～音楽とダンスの関係性/イディッシュ文化の美学」
講師：濱島亮太、司会：樋上千寿、特別ゲスト：マシュー・ステイン(Vn.)
様々な踊りの形態があるイディッシュ・ダンスの中でもコアなレパートリーに属するソロダンスについて紐解きます。今回はソロダンスのレパートリーでもあるコシドル（Khosidl）とスコチネ（Skotshne）、フレイラハス（Freylekhs）を題材に、旋律やテンポの違いを比較し、それに伴うダンスの違いや特徴を論じます。また、年長者を敬うシュテットル文化によって形成された、イディッシュ・ダンスの表現に着目し、イディッシュ文化の美学について考察します。


第8回 2025年12月14日（日）14：00～17：00
「クレズマー音楽のルーツ～ハシディック（敬虔派）の音楽文化」
講師：樋上千寿、演奏：ジェニファー・メイメイ(Acc.)、樋上千寿(Cl.)
東欧ユダヤの結婚式で演奏されたクレズマー音楽は、周辺の異文化からも多くの影響を受けて発展しました。しかし、そのもっとも真髄にあるのは、東欧ユダヤ教ハシディズムの祈祷のための音楽文化です。音楽的要素を豊かに内包するハシディズムの祈祷の様々な旋律を手掛かりに、クレズマー音楽の成り立ちについて解説します。また今夏のYiddish Summer Weimarにて蒐集した、ハシディック音楽に関する情報も、実演を交えつつ共有したいと思います。

概要

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